薬膳コーディネーターってどんな資格？
薬膳コーディネーターとは、3000年以上の歴史がある中国の「薬膳」に関して本格的な知識を持ち、体調や季節に合わせて心身の健康に役立つメニューを提案できるとして、本草薬膳学院が認定する民間資格です。近年では美容・健康への関心が高まり、薬膳を取り入れる人も増えています。様々な女性芸能人も取得しており、注目の集まる人気資格となっています。
独占業務
なし
試験について
薬膳コーディネーターに受験資格はありませんが、認定団体である本草薬膳学院と提携している、ユーキャンの「薬膳コーディネーター講座」を受講する必要があります。
受講費用は44,000円となっており、届いたテキストやDVD、薬膳レシピ集を用いて学習を行い、受講期間内に添削課題を3回提出します。その後、最終課題の資格試験に合格することで、本草薬膳学院から薬膳コーディネーターの資格が認定されます。
試験範囲としては薬膳コーディネーター講座で学習した内容となっており、暗記が苦手でも問題なく合格できる難易度となっています。
合格ライン
資格試験の合格ラインは100点満点で60点以上となっています。
合格率
薬膳コーディネーター試験の合格率はほぼ100％なっています。このような高い合格率となっている理由としては2つあります。
- 再々試験まで受験が可能
一度不合格となっても、あと2回は受験が可能なため、途中で諦めない限りは合格が可能です。 - 自宅で受験が可能
自宅でペーパー試験を受けるということで、テキストを見ることが出来てしまいます。
このような理由から合格率がほぼ100％となっており、試験合格というよりは講座の受講がメインで取得できる資格となります。
勉強時間
勉強時間ではないですが、ユーキャンの「薬膳コーディネーター講座」は標準学習時間が4ヶ月となっています。講座の受講期限は12ヶ月となっており、期限までに試験を受ける必要があります。期限に余裕があるため焦らずに学習を進められますが、かえってメリハリがつかず、期限ギリギリになってしまう受講生も多いようです。
薬剤師・薬局業務への活かし方
近年の薬剤師や薬局は、単に薬の調剤だけではなく、予防医療への取り組みも積極的に行っています。そういった取り組みのひとつが薬膳です。薬局に薬膳カフェを併設したり、薬膳料理を提供する薬局もあります。そのような薬局には薬膳のスペシャリストが必須であり、薬膳コーディネーターが活躍する場となります。もちろん、薬膳コーディネーターの勉強をすることで、西洋医学とは少し違った視点からヒトの健康について学ぶことができ、日常業務の服薬指導においても役立つはずです。
試験データ
| 資格名 | 薬膳コーディネーター |
|---|---|
| 資格区分 | 民間資格 |
| 受験資格 | なし |
| 合格率 | ほぼ100％ |
| 試験料 | 44,000円 |
| 試験日 | 随時 |
| 問い合わせ先 | 薬膳コーディネーター講座/ユーキャン |
