コラム

オススメのキャリアコンサルタント認定講習は?

キャリアコンサルタントの資格を取得する上で、避けては通れないのが認定講習の受講です。他にも受験資格を満たす方法はありますが、多くの方は認定講習の受講を選択します。

しかし、その認定講習がとにかく高い。そして種類が多い。

内容がいまいち分からない講習にこの金額は・・・と思って躊躇してしまう方も多いと思います。

そこで今回は、オススメの認定講習を3つ紹介します。

キャリアコンサルタントの認定講習とは

国家資格キャリアコンサルタント試験を受けるためには、次のいずれかの要件を満たす必要があります。

  1. 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方(大半の方が選択)
  2. 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方
  3. 国家検定キャリアコンサルティング技能検定の学科試験又は実技試験に合格した方

この3つの中で①の要件、これが認定講習の受講です。

キャリアコンサルタント試験を受ける段階で②の要件を満たすことは難しく、またキャリアコンサルタントでないのに③の要件を満たす方は非常に稀です。

そんなわけで、キャリアコンサルタント試験を受けようと思う方の多くは①の要件である認定講習を受講します。

オススメの認定講習は?

キャリアコンサルタント講習検索サイト/厚生労働省

厚生労働省が作成した上記サイトでは、キャリアコンサルタントの認定講習が検索できます。

とはいえ、数が多い。

しかも、全然知らない企業がたくさんある。

そんなわけで、この中からオススメの認定講習を3つ紹介します。

キャリアコンサルタント(通学・通信)養成講習/大原学園

資格といえば大原。

資格の大原(大原学園)は聞いたことがある人も多いと思います。

資格の大原の認定講習の特徴としては、

  1. JCDAと協議会の両団体の受験に対応しており、どちらの受験が自分に合っているかも相談可能
  2. 認定講習の終了後も、無料で試験対策セミナーを実施している
  3. 通学とzoomを選択できる
  4. 通信とスクーリング(またはzoom)を同時進行可能なため、短期間での修了が可能

この4点が挙げられます。

もちろん教育訓練給付制度の対象であり、費用も一般的です。

形態・時間 通信:72時間
通学(またはzoom):88時間(11日間)
受講料 294,000円+入学金6,000円
教育訓練給付制度 対象
特徴 通信とスクーリング(またはzoom)を同時進行可能なため、短期間での修了が可能

キャリアコンサルタント養成講座/LEC

次がLECのキャリアコンサルタント養成講座です。

法律系の資格を勉強したことがある方なら、LEC(東京リーガルマインド)もご存知でしょうか。

LECの認定講習の特徴としては、

  1. 通学とzoomに対応している
  2. 都合が合わない時、通学とzoom間での振替や、全国の他校への振替、次の「期」へも振替が可能
  3. 各種割引あり

この3点が挙げられます。

③の各種割引としては、

  • 講座説明会当日予約申込割引:10,000円
  • LEC他資格受講生割引(過去でもOK):10%
  • 専門職(薬剤師含む)・士業割引:10%
  • パパ・ママ応援割引:10%

などがあり、元々の受講料も一般的なため、割引対象の方はかなりお得となっています。もちろん、教育訓練給付制度も対象となります。

形態・時間 通信:65時間
通学(またはzoom):90時間(12日間)
受講料 302,500円(各種割引あり)
教育訓練給付制度 対象

キャリアコンサルタント養成講座(総合)/日本マンパワー

最後が日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座です。

日本マンパワーはキャリア開発の大手企業であり、広告等も多く出しています。YouTubeを見ていて名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

日本マンパワーの認定講習の特徴としては、

  1. 通学とzoomに対応してる
  2. 都合が合わない時、通学とzoom間での振替が可能
  3. CDA資格に対応

この3点が挙げられます。

受講料は他と比べて少し高いですが、事前に無料講座説明会を受けることで10,000円の割引を受けられます。

形態・時間 通信:90時間
通学:96時間(12日間)
受講料 374,000円
教育訓練給付制度 対象

CDA資格とは

CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格とは、日本キャリア開発協会(JCDA)が認定しているキャリアカウンセラー資格です。

  1. JCDAが認定するCDA養成カリキュラムを修了
  2. 国家資格キャリアコンサルタント資格試験の学科試験および実技試験に合格

上記2つの要件を満たした方が「CDA会員」としてJCDAに入会することで「CDA」を名乗ることができます。この①の要件である「JCDAが認定するCDA養成カリキュラム」の対象となるのが日本マンパワーの認定講習です。

まとめ

以上、今回はオススメのキャリアコンサルタント認定講習を紹介しました。

やはり、資格の大原やLECなど大手資格予備校の講習の方が、受講料も安く、学科試験の対策も行っているなど、メリットは大きいです。

しかしキャリアコンサルタントになった後のことを考えると、日本マンパワーのようなキャリア開発の大手企業で認定講習を修了し、同じ道を志す方と人間関係を構築しておくのもアリだと思います。

どちらにしろ認定講習の受講料は高額なので、教育訓練給付制度は必ず利用しましょう。

何しろ、認定講習は教育訓練給付制度を利用する前提での料金設定だと聞いたことがありますので・・・

忘れがちなので注意してほしいのが、教育訓練給付制度は受講開始日の1ヶ月前までに申込が必要です。

教育訓練給付制度とは?最近では、働きながら資格の取得を目指す人が増えています。 そんな方のために、雇用保険には教育訓練給付制度というものがあります。 ...