3級FP技能検定の受験を考えている方。
実際の試験ではどのような問題が出題されるのか、気になる方も多いと思います。
この記事では、3級FP技能検定の学科試験の過去問を、科目ごとに数問紹介いたします。
受験を検討する際の参考にしていただければと思います。
ライフプランニングと資金計画
(令和4年1月 問2)
後期高齢者医療広域連合の区域内に住所を有する75歳以上の者は、原則として、後
期高齢者医療制度の被保険者となる。
〇
(平成25年1月 問2)
固定金利選択型の住宅ローンを利用して返済当初の一定期間を固定金利とする場合、一般に、選択する固定金利の期間が長いほど、返済当初に適用される金利水準が低い。
× 固定金利選択型では、設定期間が長いほど適用金利は高くなります。
リスク管理
(令和4年1月 問7)
収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一般に、一時
金で受け取る場合の受取額よりも少なくなる。
×
(令和2年1月 問8)
海外旅行傷害保険は、国内空港を出発してから国内空港に帰着するまでが対象となるため、住居から国内空港に移動する間に負ったケガは補償の対象とならない。
× 旅行保険は、住居を出発してから帰宅するまでの間のケガ・病気やリスクなどに対して総合的に補償する保険です。
金融資産運用
(令和4年 問13)
一般に、格付の高い債券ほど利回りが高く、格付の低い債券ほど利回りが低くなる。
×
(令和2年1月 問14)
日経平均株価は、東京証券取引所市場第一部に上場する代表的な225銘柄を対象として算出される株価指標である。
〇
タックスプランニング
(令和4年 問20)
給与所得者は、年末調整により、所得税の医療費控除の適用を受けることができる。
×
(令和3年1月 問46)
税金には国税と地方税があるが、固定資産税は地方税に該当する。
〇 固定資産税は、その年の1月1日時点に土地・家屋の所有者として固定資産課税台帳に登録されている者に対して市町村が課す税金であり、地方税となります。
不動産
(令和4年 問25)
不動産取得税は、相続人が不動産を相続により取得した場合には課されない。
〇
(平成28年 問24)
都市計画区域内の防火地域内に耐火建築物を建築する場合、建築基準法による建ぺい率と容積率の双方の制限について緩和を受けることができる。
× 耐火建築物に対する緩和措置は建ぺい率に限ったものになります。
相続・事業承継
(令和4年 問30)
相続税額の計算上、死亡保険金の非課税金額の規定による非課税限度額は、「600万
円×法定相続人の数」の算式により算出される。
×
(平成28年 問57)
相続税における遺産に係る基礎控除額の計算上、被相続人に1人の実子と3人の養子がいる場合、「法定相続人の数」に被相続人の養子を2人まで含めることができる。
× 法定相続人に加えられる養子の数は、被相続人に実子がいれば1名まで、そうでなければ2名までに制限されています。